「肥満外来」から「メディカルサポートダイエット」へ名称変更のお知らせ
こんにちは。
お茶の水駅前生活習慣病クリニックの内科専門医/神経内科専門医の渡邊由衣です。
お茶の水駅前生活習慣病クリニックでは、「肥満外来」の名称を「メディカルサポートダイエット」に変更します。名称変更の背景や、ウゴービ・ゼップバウンドなどを用いた自費診療の考え方、リバウンドしないためのサポートについてご紹介します。
このたび、当院の「肥満外来」は、「メディカルサポートダイエット」へ名称を変更することになりました。
診療内容に大きな変更はありません。
今回の変更には、患者さんの声や、私たちが日々の診療の中で感じてきた思いが込められています。
「肥満外来」という言葉を出しづらい…
外来で患者さんとお話ししていると、
「受付で『肥満外来です』と言うのが少し恥ずかしくて…」
そんなお声をいただくことがありました。
実際、「肥満」という言葉には、医学的な意味とは別に、ネガティブな印象を持たれる方も少なくありません。
体重の悩みはとてもデリケートな問題です。
だからこそ、少しでも安心して受診していただけるよう、患者さんのプライバシーにも配慮した名称として、「メディカルサポートダイエット」に変更することになりました。
「紹介しやすい名前」にしたい
もう一つ、大切にしたかったことがあります。
それは、
「友人や家族に紹介しやすい名前であること」
です。
「肥満外来に通っているんだ」
と言うよりも、
「メディカルサポートダイエットを始めたんだ」
という方が、自然に話しやすいかもしれません。
実際に、
「知り合いにも勧めたいけれど、肥満外来という名前だと伝えにくくて…」
というお話を伺うこともありました。
名称を変えることで、患者さん自身が前向きな気持ちで取り組みやすくなり、必要としている方に情報が届きやすくなれば嬉しく思います。
自由診療であることを分かりやすく
当院で行っている肥満症に対する治療は、主にウゴービやゼップバウンドなどのGLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬を用いた自由診療(自費診療)です。
そのため、保険診療で行う一般的な肥満症治療とは区別してお伝えする必要があります。
あえて「ダイエット」という言葉を含めることで、
「自由診療で行う医療サポート」
であることが、より分かりやすくなると考えました。
「肥満症の薬は保険で使えないのですか?」
というご質問をいただくことがあります。
実は、肥満症に対する薬物治療は保険診療でも行われています。
ただし、保険診療での肥満症治療には一定の条件があり、専門施設や大規模病院を中心に行われることが多く、治療開始までにいくつかのステップを踏む必要があります。
例えば、保険診療でウゴービやゼップバウンドによる肥満症治療を行う場合、
- 一定以上のBMIに加えて、高血圧や糖尿病などの健康障害を伴うこと
- 食事療法や運動療法などの生活習慣改善を一定期間継続していること
- 専門的な肥満症治療を行う医療機関であること
などの条件があります。
また、治療の進め方についても、
「まずは食事・運動療法を一定期間行ってから薬を開始する」
「薬の使用期間に一定のルールがある」
など、あらかじめ定められた枠組みに沿って進めていくことになります。
そのため、
「仕事が忙しくて大きな病院への通院が難しい」
「生活習慣改善と並行して、早めに薬物治療についても相談したい」
「体重や生活習慣の変化を見ながら、薬を始めるタイミングを一緒に考えたい」
といった方にとっては、治療との向き合い方に悩まれることもあります。
一方で、当院の「メディカルサポートダイエット」は自由診療であるため、患者さま一人ひとりの生活スタイルや目標に合わせて、
「まずは食事や運動を頑張ってみる」
「必要であれば薬も選択肢として考える」
「薬を始めるタイミングや減量後の維持方法を一緒に考える」
など、柔軟に相談しながら進めていくことができます。
治療内容は変わりません
名称は変わりますが、診療内容はこれまでと変わりません。
当院では、
- ウゴービ
- ゼップバウンド
などを用いた肥満症に対する自費診療を行っています。
ただし、私たちが最も大切にしているのは、
「薬だけに頼ること」
ではありません。
薬はあくまでも「きっかけ」。
本当に大切なのは、
「薬をやめたあとも健康的な生活を続けられること」
だと考えています。
ダイエットのゴールは「薬を続けること」ではない
診察では、患者さんと一緒に、
「この先、薬をやめた後もリバウンドしないためにはどうしたらよいか?」
を常に考えています。
体重を減らすことだけがゴールではありません。
その先にある、
- 血圧の改善
- 血糖値の改善
- 脂質異常症の改善
- 疲れにくい体づくり
そして、
「健康的な体を長く維持すること」
こそが本当の目標です。
そのため当院では、
- 食事の工夫
- 運動習慣
- 生活リズム
- ストレスとの付き合い方
なども一緒に考えながら、無理なく続けられる方法をサポートしています。
「薬をやめたら元に戻った」
ではなく、
「薬をきっかけに生活習慣が変わった」
そんな状態を目指しています。
「薬を使うべきか分からない」という相談も歓迎しています
中には、
「本当に薬を使った方がいいのかな?」
「まずは生活習慣から見直したい」
「糖尿病や高血圧があるので、保険診療で食事指導や運動療法を受けたい」
という方もいらっしゃいます。
もちろん、そのようなご相談も大歓迎です。
必ずしも薬を使うことが正解とは限りません。
一人ひとりの体質や生活スタイル、目標に合わせて、一緒に考えていくことが大切だと思っています。
最後に
名称は「肥満外来」から「メディカルサポートダイエット」に変わります。
しかし、
「健康的に、無理なく、リバウンドしにくい身体を目指す」
という私たちの思いは変わりません。
体重の悩みは、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
「薬を使うべき?」
「まずは生活習慣から改善したい」
「何から始めたらいいか分からない」
そんなときは、お気軽にご相談ください。
お茶の水駅前生活習慣病クリニックでは、皆さまが健康的な身体を長く維持できるよう、一人ひとりに寄り添いながらダイエットの成功をサポートしてまいります。
お気軽にご相談ください。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
〈執筆者情報〉
内科・神経内科 渡邊 由衣 医師
診療日・時間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 09:00-13:30 14:30-17:00 | 8-12 13-17 | − | ||||
2019年北里大学卒業。東京医科歯科大学病院(現:東京科学大学病院)や二次急性期病院にて勤務しつつ、2021年より医療法人社団縁風会のユアクリニックお茶の水・ユアクリニック秋葉原にて勤務開始。2025年より同法人が新設したお茶の水駅前生活習慣病クリニックへ異動し、多忙な患者の生活に寄り添いながら健康を支える医師として活躍。
日本内科学会認定内科専門医、日本神経学会 神経内科専門医
