生活習慣病の治療
生活習慣病とは、毎日の食事・運動・睡眠・喫煙・飲酒などの生活習慣が乱れることで起こる病気の総称です。かつては「成人病」と呼ばれていましたが、子どもでも起こりうることから現在は「生活習慣病」という呼び方が一般的です。
生活習慣病のこわいところは、自覚症状がほとんどないまま少しずつ進行することです。気づかないうちに血管がダメージを受け続け、ある日突然、心臓病や脳卒中などの重大な病気を引き起こすことがあります。
また複数の病気が重なると(例:高血圧+糖尿病+脂質異常症)、それぞれの症状がさらに悪化し合います。だからこそ早めに気づいて、早めに対処することがとても大切です。
知っておきたいデータ:高血圧はとても身近な病気です
男性が高血圧
女性が高血圧
症状
静かに進行する
腎不全など
生活習慣病の治療方針
医学的な根拠にもとづいた生活習慣の改善指導を基本とします
生活習慣病の改善は、まず日常生活の見直しから始まります。「毎日の食事を少し変える」「10分多く歩く」など、小さな積み重ねが大きな変化につながります。
これまでの習慣を変えることは決して簡単ではありません。当院では患者さんと二人三脚で、無理なく続けられる方法を一緒に考えていきます。日々の経過を見ながら、必要に応じて薬物療法も組み合わせます。
薬を飲み始めたとしても、生活習慣の改善を続けることで「薬を減らす・やめる」ことを目指せます。地域の医療機関と連携して治療を進めます
重篤な糖尿病など、より高度な医療や入院が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介します。
連携医療機関一覧 >
生活習慣病から来る病気・疾患
生活習慣病は一種類だけではありません。食事・運動・睡眠などの乱れが積み重なると、さまざまな病気につながります。当院では以下の疾患すべてを診療しています。
血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる状態。血管に脂肪がたまり、動脈硬化を引き起こします。
詳しく見る >体の脂肪が増えすぎることで、糖尿病・高血圧・関節痛など多くの病気を引き起こします。医学的なサポートで改善を目指します。
詳しく見る >お腹まわりの肥満に加え、高血圧・高血糖・脂質異常が重なった状態。複数の危険因子が同時に進行します。
詳しく見る >肝臓に脂肪がたまりすぎた状態。放置すると肝炎や肝硬変に進むことも。食事や運動の改善が重要です。
詳しく見る >寝ているあいだに呼吸が止まる病気。熟睡できないため日中の眠気が強く、高血圧・糖尿病とも深く関係します。
詳しく見る >なかなか眠れない・夜中に目が覚める状態が続く病気。睡眠不足は生活習慣病を悪化させる要因にもなります。
詳しく見る >健康診断で「もう一度精密検査を」「治療が必要」と言われた方の相談を受けています。結果票をお持ちください。
詳しく見る >食のプロ・管理栄養士が、あなたの病気や生活スタイルに合った食事のアドバイスをします。保険診療で受けられます。
詳しく見る >高血圧症
高血圧ってどんな病気?
血圧とは、心臓が血液を送り出すときに血管にかかる力のことです。この力が正常よりもずっと高い状態が続くことを高血圧と言います。
高血圧は日本人にとても多い病気です。
高血圧の有病率(40〜74歳)
男性が高血圧
女性が高血圧
出典:厚生労働省データをもとに当院作成
高血圧を放っておくと、血管がどんどん傷ついて硬くなります(動脈硬化)。その結果、心不全・狭心症・心筋梗塞といった心臓の病気や、脳出血・脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。
高血圧の治療について
まずは生活習慣の改善から始めます。適正体重を保つ、適度な運動をする、塩分を控える、といった取り組みです。
お薬について: 医師から処方された降圧薬は、指示通りに続けることが大切です。「一度飲み始めたら一生飲まないといけない」と思わず、生活習慣を改善することで薬を減らす・やめることを目指しましょう。
脂質異常症(高コレステロール血症)
脂質異常症ってどんな病気?
脂質異常症(昔の呼び名:高脂血症)とは、血液の中にコレステロールや中性脂肪が多すぎる状態のことです。
コレステロール自体は体にとって必要なものです。しかし増えすぎると、血管の内側にどんどんたまっていき、動脈硬化を引き起こします。さらに進行すると心筋梗塞や脳梗塞につながります。
脂質異常症の治療について
まず食生活の改善・適正体重の維持・適度な運動・禁煙が基本です。これらの生活改善で血中脂質を下げ、動脈硬化が進むのを防ぎます。
高血圧・糖尿病・肥満など、動脈硬化を進める他の要因も一緒に改善することが大切です。
痛風(高尿酸血症)
痛風ってどんな病気?
血液の中に尿酸という物質が増えすぎる状態が長く続くと(高尿酸血症)、尿酸が関節の中で固まって結晶になります。
その結晶が関節を刺激するために起きる炎症が「痛風発作」です。ある日突然、足の親指の付け根などの関節が赤く腫れて、激しく痛み始めます。
また痛風のある方は、糖尿病・高血圧・脂質異常症なども重なりやすく、動脈硬化が進みやすいため、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まります。
痛風の治療について
現在は良い薬が開発されており、正しい治療と生活改善を続ければ健康的な生活を送ることができます。放置せず、専門の医師に相談してきちんと治療を受けることが大切です。
当院では管理栄養士による食事相談(栄養指導)を実施しています。詳しくは公式LINEでお問い合わせいただくか、内科診察で医師にご相談ください。
※保険診療。対象となる疾患かつ医師が必要と認めた場合に実施。
栄養相談の対象疾患:
文責:國廣 崇
お茶の水駅前生活習慣病クリニック 院長 / 内科・循環器内科医
國廣 崇 Takamu Kunihiro
「安心」と「信頼」を柱として、病気を治療するだけでなく、患者さんの思いを大切にしながら、健康を紡ぐ医療を行います。
多くの患者さんからいただく「先生と話すと元気になる」という言葉を励みに、皆さんの健康創りに貢献してまいります。
- 1993年 昭和大学医学部卒業
- 1998年 東京都済生会中央病院 循環器科医員 / 2002年 米国Mayo Clinic Vascular Lab. 動脈硬化研究
- 2010年 稲城市立病院 救命救急科部長 / 2019年 ユアクリニックお茶の水 院長就任
- 2025年 お茶の水駅前生活習慣病クリニック 院長就任
資格:日本内科学会認定総合内科専門医 / 日本循環器学会認定循環器専門医
