要精査・要治療と診断された方
健康診断は自分の健康を知るための大切なツールの一つです。
”いま”は、特に自覚症状がないから大丈夫だと思っていても、健康診断で指摘された異常に対応せずにいると、「心筋梗塞」や「脳梗塞」を引き起こすリスクが高まります。
その原因として知られているのが、高血圧・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病で、これらに早期から対処することで、生活に支障が出るようなリスクを減らすことができます。
だから、『まず、医療機関を受診してみる』ことが重要になります。
実際に郵送されてきた健康診断の結果をみても、「一体どうしたらいいの?」が本音ではないでしょうか?
「数値の結果をどのように解釈したら良いのかわからない」「数値の結果で、具体的にどうしたらいいかわからない」という疑問の声や、「こんなこと病院で質問してもいいのかな」という気がかりも良く聞かれます。
お茶の水駅前生活習慣病クリニックでは、疑問や気がかりを聞かせて頂くことで、その人にあった方法をお伝えします。
もちろん、精査をしたら問題がないとの結果で安心につながったり、生活習慣の改善方法を伝えたり、場合によっては内服治療が必要な場合もあります。
健康になるためのお手伝いをしたいと考えておりますので、まずは受診して頂くことをおすすめします。
健康診断で異常値と指摘されやすい項目一覧
【項目一覧】
○糖尿病:血糖値、HbA1c
○高血圧:血圧
○脂質異常症(高脂血症):LDLコレステロール・中性脂肪
○高尿酸血症:尿酸値
○肝機能異常:AST(GOT)・ALT(GPT)・γGTP
○メタボリックシンドローム:体重、BMI、腹囲
○腎機能低下:クレアチニン(Cr)
○尿タンパク・尿潜血
○貧血:血色素量(Hb)
検査項目・疑われる病名と料金の目安
料金の目安は、保険適用(3割負担)における診察料(初診料・再診料)、処方箋料、特定疾患管理料等が含まれた料金です。
検査内容は症状・経過等と医師の判断により異なります。
異常値の検査項目 | 疑われる病名 | 検査項目 | 料金の目安 |
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血圧
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高血圧
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心電図 |
1,500-5,000円
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胸部レントゲン | |||
超音波(心臓) | |||
採血(基本項目・尿酸・尿素窒素・クレアチニン・ナトリウム・カリウム・血糖など) | |||
LDLコレステロール・中性脂肪
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脂質異常症
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超音波(頸動脈) |
1,500-4,000円
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血圧脈波(血管年齢) | |||
採血(基本項目・TSH・FT4・アポリポ蛋白・CKなど) | |||
血糖値、HbA1c
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糖尿病
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迅速HbA1c | 1,500-3,000円 |
迅速血糖 | |||
OGTT糖負荷検査 | |||
AST(GOT)・ALT(GPT)・γGTP | 肝機能障害 | 採血(基本項目・総ビリルビン・総蛋白・ALP/IFCC・LD/IFCCなど) | 1,500-3,000円 |
尿酸値 | 高尿酸血症 | 採血(中性脂肪・LDLコレステロール・HDLコレステロール・尿酸・AST・ALT・γGTPなど) | 1,500-3,000円 |
採血基本項目はこちら
|
血液一般(白血球・赤血級・ヘモグロビン・血小板数・ヘマトクリット) |
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脂質(中性脂肪・LDL・HDL) | |
肝機能(AST・ALT・γ-GTP) |
その他、検査項目・疑われる病名の一覧
異常値の検査項目 | 疑われる病名 |
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体重、BMI、腹囲 | メタボリックシンドローム |
クレアチニン(Cr) | 腎機能低下 |
血色素量(Hb) | 貧血 |
それぞれの項目についてのポイント
※正常値は日本人間ドック・予防医療学会の判定区分2025年度版に基づいて記載しています
○正常値 空腹時血糖≦99かつHbA1c≦5.5%
数値が高いと糖尿病の可能性があります。血糖値は毎日の食事・運動によって常に変動しています。
HbA1cは、過去2.3カ月間の血糖の状態が反映されます。
○正常値 血圧:129/84mmHg以下
数値が高いと高血圧症の可能性があります。初期の段階では必ずしも薬は必要ない場合もあり、食事や運動などの生活習慣の改善でも血圧を下げることが期待できます。
高血圧の検査・治療の詳細についてはこちら
○正常値 60≦LDL≦119、30≦中性脂肪≦149、HDL≧40
数値が高いと脂質異常症(高脂血症)の可能性があります。心筋梗塞になるリスクが人によって違いがあるため、自分にあった目標値を知るためにも、一度受診してみて下さい。
脂質異常症(高脂血症)の検査・治療の詳細についてはこちら
○正常値 2.1≦尿酸≦7.0
数値が高いと高尿酸血症の可能性があります。尿酸値が高い状態を放置すると、痛風発作を起こす可能性があります。腎障害、尿路結石、高血圧症がある場合は治療が必要になる場合もあります。
高尿酸血症の検査・治療の詳細についてはこちら
○正常値 腹囲:男性≦84.9cm、女性≦89.9cm
数値が高いとメタボリック症候群の可能性があります。お腹の周りに脂肪が蓄積する状態で、単に”太っている”というだけでなく、動脈硬化が進行しやすい状態です。
メタボリック症候群の検査・治療の詳細についてはこちら
○正常値 AST(GOT)≦30、ALT(GPT)≦30、γ-GT(γ-GTP)≦50
数値が高いと肝臓が障害を受けている可能性があります。肝臓は病気になっても自覚症状が出にくい臓器で、”沈黙の臓器”と言われています。原因は様々であり、生活習慣の改善により是正される場合も少なくありません。
○正常値 クレアチニン(Cr):男性≦1.00、女性≦0.70
数値が高いと腎機能低下の可能性があります。高血圧や糖尿病、もしくは腎臓の病気が見つかる場合もあります。尿タンパク・尿潜血があれば、慢性腎臓病の初期段階である可能性があります。
○正常値 血色素量(Hb):13.1≦男性≦16.3、12.1≦女性≦14.5
数値が低いと貧血が疑われます。貧血の原因は様々であり、治療方法も異なります。
お茶の水駅前生活習慣病クリニックで出来ること
気になる症状があればご相談ください。
・高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などは、当院での診療が可能です。
・その他、病院の紹介が必要な場合には、適切な病院・診療科を紹介いたします。
・当院で行える検査
心電図、レントゲン、超音波検査(心臓・頚動脈・腹部)、血圧脈波、採血検査等
お茶の水駅前生活習慣病クリニックへの受診について
当院に受診をご希望の方は、
予約ページから診療予約をお願いいたします。
予約に関しての詳細を知りたい方はこちら。
ユアクリニックお茶の水 院長
内科/循環器内科医
國廣 崇 Takamu Kunihiro
「安心」と「信頼」を柱として、病気を治療するだけでなく、患者さんの思いを大切にしながら、健康を紡ぐ医療を行います。
多くの患者さんからいただく「先生と話すと元気になる」という言葉を励みに、皆さんの健康創りに貢献してまいります。
【診療科目】
内科、循環器内科
【略歴】
- 1993年 昭和大学医学部 卒業
- 1998年 東京都済生会中央病院 循環器科医員
- 2002年 Mayo Clinic Vascular Lab. 動脈硬化研究
- 2003年 東京都済生会中央病院 復職
- 2008年 めぐみ在宅クリニック勤務 終末期医療、緩和医療
- 2009年 鶴巻温泉病院勤務 緩和医療
- 2010年 稲城市立病院勤務 救命救急科部長
- 2012年 くにひろクリニック勤務
- 2015年 ユアクリニックお茶の水
- 2019年 ユアクリニックお茶の水 院長就任
- 2025年 お茶の水駅前生活習慣病クリニック 院長就任
【所属学会・資格】
- 日本内科学会認定内科認定医
- 日本内科学会認定総合内科専門医
- 日本循環器学会認定循環器専門医