がんリスク尿検査『miSignal®(マイシグナル)』って何?内科医が徹底解説!
こんにちは。
わたなべゆいです︎
前回の投稿につづきます。
がんリスク尿検査『miSignal®(マイシグナル)』を疑って勉強開始
そんなことで、がんリスク尿検査『miSignal®(マイシグナル)』について徹底的に疑いをもって勉強をはじめました!
一般的な資料をもらい、、、
医療者用のさらに専門的な資料をもらい、、、
え、腫瘍マーカーより、画像検査より、感度がいい?!
資料の右下に小さーく乗っている参考資料の論文を確認し、あれ、なんか本当に正確なのかもと思い始め、会社にいくつか質問して、説明され、またさらに後日別の質問して、説明されを繰り返すうちにとても画期的な検査だ!と感じるまでになりました。笑
(疑っていた身としては論破された気分?笑
これからも疑問が出てきた場合にはすぐ担当者の人にも聞いてしっかりとした返答がもらえるのか楽しみでもあります笑)
がんリスク尿検査『miSignal®(マイシグナル)』の仕組み
どういう仕組みか、簡単にご説明します。
各臓器において、がんと同じ行動パターン(異常増殖や悪性転化など)が出現したときに出てくるシグナルによって生み出される遺伝子レベルの暗号(マイクロRNA)が正常な人とがんの人では違うよ!という仕組みです。
腫瘍マーカーもがんやがんに似た炎症とかでも上昇してきたりすることもあるので、腫瘍マーカーの進化系みたいなイメージでしょうか。
暗号の数や種類からがんのリスクがどれくらいあるかを0〜100点で表示します。
50点以上が中リスク、75点以上が高リスク。
中リスク以上の方は臓器に応じた追加検査(内視鏡やCTなど)を推奨するというシステムです。
つまり、がんの診断ではありません。次の必要な検査へのステップです。
がんリスク尿検査『miSignal®(マイシグナル)』でリスクありと判断されたらどうする?
じゃあ全部低リスクなら検査しなくても大丈夫ってこと?
低リスクのときはがんである可能性は限りなく低いとのことです!
現在、この検査は4万5000件ほど実施されており、低リスクの人で同じ時期に低リスクの臓器を画像評価してがんが見つかった人はいないと!!すごい!
"そこの臓器の画像検査をしない"という選択肢を後押ししてくれるデータだ!と思いました。
一方、中リスクや高リスクになった臓器は検査をしたらがんの可能性が高いということだけれど、実際に検査したら良性腫瘍や軽度の炎症のみだったという症例も多いようです。
私はそれでもよいと思います。良性腫瘍や炎症でも場合によってがん化するリスクがあるものだからです。
必要な検査を必要なタイミングで。これは現在の保険治療の原則です。
咳をしている患者さん、みんなにはレントゲンをとりません。既往歴や症状経過、他の症状や呼吸音などを確認し、肺炎などが疑わしい場合にレントゲンをとります。それでも更に精査が必要な時はCT検査となります。そこで肺炎がなければひとまず安心となりますよね。
がんは、家族歴や生活習慣も発症リスクとして重要なデータとなります。
マイシグナルの素晴らしいところは、自分の家族歴や生活習慣などから、パーソナルスコアとして各臓器ごとのがんリスクを表示してくれるので、来年はここを画像でみてみよう、など計画的に健診プランを組み立てるのにも役立つと考えています。
次世代のがん検査として、ご興味をもたれた方は、ご気軽に相談してください♫
がんは気になるけど、時間がない、めんどくさい、検査が不安・怖い、そんな方にもおすすめです。
医学の進歩は凄いですね◎
時代の恩恵を受けながら健康寿命も延ばしていきたいものです〜
お茶の水駅前生活習慣病クリニックでがんリスク尿検査『miSignal®(マイシグナル)』を受ける
マイシグナルについてもっと知りたい!受けてみたい!という方は、ぜひ当院の特設ページをご覧ください。
ではまた次の投稿か、診察室でお会いしましょう♫
〈執筆者情報〉
内科・神経内科 渡邊 由衣 医師
2019年北里大学卒業。東京医科歯科大学病院(現:東京科学大学病院)や二次急性期病院にて勤務しつつ、2021年より医療法人社団縁風会のユアクリニックお茶の水・ユアクリニック秋葉原にて勤務開始。2025年より同法人が新設したお茶の水駅前生活習慣病クリニックへ異動し、多忙な患者の生活に寄り添いながら健康を支える医師として活躍。
日本内科学会認定内科専門医、日本神経学会所属
