腸内フローラ検査(マイキンソープロ)
腸内フローラ検査
(マイキンソープロ)
あなたの腸内環境を調べ、生活習慣病の予防・改善に活かします
このページのポイント
- 腸の中にいる細菌のバランスを調べる「腸内フローラ検査」を当クリニックで受けられます
- 便を少量採るだけで、自宅で採取できる手軽な検査です
- 肥満・糖尿病・高血圧など生活習慣病との深いつながりが研究で明らかになっています
- 累計20万件・全国1,500施設以上が導入する信頼性の高い検査サービスです
- 結果に基づいた食事・生活習慣の改善アドバイスを管理栄養士がサポートします
腸内フローラとは?
みなさんの腸の中には、約100兆個・1,000種類以上もの細菌が住んでいます。この無数の細菌が腸の壁にびっしりと並んでいる様子が、まるでお花畑(フローラ)のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。
善玉菌(よい菌)
ビフィズス菌・乳酸菌など。腸の動きを助け、免疫を高め、病気から体を守ります。食物繊維を食べてくれます。
悪玉菌(悪い菌)
ウェルシュ菌など。増えすぎると有害な物質を作り、腸の炎症や全身の病気の原因になります。
日和見菌(ひよりみ菌)
全体の約7割を占め、強いほうの味方をします。善玉菌が多ければ一緒に働き、悪玉菌が多ければ悪さをします。
バランスが大切
理想は善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7のバランス。食生活の乱れ・ストレスでバランスが崩れやすくなります。
🔬 腸は「第2の脳」と呼ばれています
腸内フローラのバランスは、消化・吸収だけでなく、免疫機能・メンタルヘルス・ホルモンバランスにまで影響します。腸と脳は「腸脳軸(ちょうのうじく)」という経路でつながっており、腸の状態が気分や体の調子に直結することが最新の研究でわかってきました。
生活習慣病と腸内フローラの深い関係
当クリニックが注目しているのは、腸内フローラの乱れと生活習慣病の深いつながりです。近年、世界中の研究者がこのテーマを研究しており、さまざまな病気との関連が明らかになっています。
関係が指摘されている主な生活習慣病
▶ 腸内フローラと肥満・糖尿病の関係(詳しく読む)
腸内細菌は食べ物から「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」という物質を作ります。この短鎖脂肪酸が少ないと、エネルギーの代謝が悪くなり、脂肪がたまりやすくなることがわかっています。
また、肥満の人と標準体重の人では腸内フローラの構成が大きく異なります。悪玉菌が多い環境では、慢性的な軽い炎症が体中で起き、インスリン(血糖を下げるホルモン)の働きが弱くなって糖尿病のリスクが高まります。
▶ 腸内フローラと高血圧・動脈硬化の関係(詳しく読む)
腸内の悪玉菌が増えると、「TMAO(トリメチルアミン-N-オキシド)」という物質が血液中に増えます。この物質は血管の壁に傷をつけ、動脈硬化を進める原因になります。一方、善玉菌が多いと、血圧を安定させる効果のある短鎖脂肪酸が増え、血圧コントロールに好影響を与えることが報告されています。
マイキンソープロとは
当クリニックが導入したのは、「マイキンソープロ(Mykinso Pro)」という医療機関向けの腸内フローラ検査サービスです。運営するのは、腸内細菌の研究・解析に特化した企業「サイキンソー株式会社」です。
全国導入医療機関 1,500件 突破(病院・クリニック・健診センター)
マイキンソープロの主な特長
- 自宅で採便できる手軽な検査キット
- 採取した検体はポストに投函するだけ
- 約3週間で詳細レポートが届く
- 管理栄養士による改善アドバイス付き
- 日本ガットフレイル会議 認証取得
- 世界最高峰の遺伝子解析装置を使用
- AIビッグデータによる精度の高い解析
- 専門家(辨野義己先生ほか)が監修
検査でわかること
検査結果のレポートでは、あなたの腸内フローラの構成をくわしく分析し、以下のような情報がわかります。レポートは医療機関にお送りするほか、ご自宅へ直送することも可能です。
腸内フローラの構成
善玉菌・悪玉菌・日和見菌の割合と、どの菌がどれだけいるかがわかります
菌叢バランス評価
同年代・同性別の平均と比べて、あなたの腸内がどんな状態かを評価します
短鎖脂肪酸産生能
腸内で「短鎖脂肪酸」(腸の健康に欠かせない物質)がどれだけ作られているか
疾患リスクの傾向
生活習慣病・大腸がんなどに関連する腸内パターンとの比較・傾向分析
食事・生活アドバイス
あなたの腸内フローラに合った、具体的な食事・生活習慣の改善提案
プロバイオティクス提案
腸内環境に合ったサプリメント・発酵食品の種類を個別に案内できます
マイキンソープロの5つの特徴
自宅で採便・ポストに投函するだけ
検査キットをお渡しします。自宅でトイレのタイミングに少量の便を採るだけ。採取後は専用封筒に入れてポストに投函するだけで完了。通院の手間がかかりません。
管理栄養士による丁寧なサポート
検査結果が出たあと、腸内細菌に詳しい管理栄養士が具体的な改善アドバイスをします。無料のコールセンター「腸活ご相談コール」も利用できます。
世界最高峰の遺伝子解析装置を使用
イルミナ社の「MiSeq® System」という世界トップクラスの次世代シーケンサーで解析。腸内細菌のDNAを直接読み取るため、非常に精度の高い結果が得られます。
AIビッグデータによる解析
20万件以上のデータとAI解析を組み合わせた独自アルゴリズムで、あなたの腸内フローラを精密に評価。生活習慣病リスクとの関連も分析します。
専門家が監修・学術的信頼性が高い
理化学研究所 名誉研究員の辨野義己先生はじめ一流の専門家が監修。日本ガットフレイル会議の厳正な審査を経た認証も取得しています。
自社ラボによる品質管理
「サイキンソー新木場ラボ(登録番号:4江健生医第421号)」を設立。衛生検査所として登録された施設で、全工程を徹底した品質管理のもと解析します。
品質へのこだわり
日本ガットフレイル会議の認証取得 認証済み
腸内細菌研究の第一人者・内藤裕二先生が理事長を務める「日本ガットフレイル会議」の厳格な審査を経て認証を取得。腸内環境の改善による健康寿命の延伸に貢献することが認められています。「ガットフレイル」とは、加齢などによって腸内フローラのバランスが崩れ、体全体が弱くなる状態のことです。
自社ラボ「サイキンソー新木場ラボ」 衛生検査所登録
自前のラボを東京都新木場に設立。解析キャパシティが従来比2.5倍以上に拡大し、納期の短縮と品質向上を実現。衛生検査所として正式に登録されており(登録番号:4江健生医第421号)、徹底した品質管理のもとで検査を行っています。
世界最大手の遺伝子解析装置を採用
イルミナ社(米国)の「MiSeq® System」など、世界トップクラスの次世代シーケンサーを使用。昔ながらのDNA解析法(サンガー法)より大量かつ高精度に腸内細菌のゲノムを読み取れます。再現性が高く、毎回安定した精度の結果が出ます。
AIによる独自の解析アルゴリズム
20万件超のビッグデータとAIを組み合わせた独自の解析アルゴリズムを開発。DNA解析の結果だけでなく、生活習慣アンケートの回答も合わせて総合的に評価します。生活習慣病や大腸がんなどのリスクとの関連も、データに基づいて判別します。
業界を代表する専門家の監修
国立研究開発法人 理化学研究所 名誉研究員の辨野義己先生をはじめ、腸内細菌研究の第一線で活躍する専門家と共同研究を行っています。専門家の最新の知見が、検査サービスの内容やアドバイスの質に反映されています。
検査を受けるまでの流れ
当クリニックでマイキンソープロを受ける場合の流れをご説明します。
🏥 受診・相談
当クリニックを受診し、腸内フローラ検査について担当医師または看護師にご相談ください。生活習慣病の診療中にご希望いただくこともできます。
📦 検査キットのお受け取り
クリニックから採便キットをお渡しします。キットの中には採便容器・専用封筒・記入シートが入っています。使い方は担当者がご説明します。
🏠 自宅で採便・郵便ポストへ投函
ご自宅のトイレで少量の便を採取します(ほんの少しで大丈夫です)。採取後は専用封筒に入れ、近くの郵便ポストに投函するだけ。特別な容器への移し替えや冷蔵保存は不要です。
🔬 ラボで遺伝子解析
サイキンソーの専用ラボで、世界最高峰の次世代シーケンサーを用いて腸内細菌のDNAを解析します。AIが20万件超のデータと比較し、あなたの腸内フローラを詳細に分析します。
📋 検査結果のお受け取り
詳細なレポートがクリニックまたはご自宅に届きます。紙のレポートのほか、Webでも確認できます。結果の見方は担当医師・スタッフがわかりやすくご説明します。
👩⚕️ 結果に基づいた生活改善サポート
検査結果をもとに、担当医師・管理栄養士と一緒に食事・運動・生活習慣の改善計画を立てます。困ったことがあれば「腸活ご相談コール」(専門の管理栄養士が対応)もご利用いただけます。
こんな方に特におすすめです
食事に気をつけているのになかなか体重が落ちない
腸内フローラの構成が脂肪の吸収や代謝に影響しています。腸内環境を整えることがダイエットの助けになることがあります。
血糖値・血圧・コレステロールが気になる
生活習慣病と腸内フローラには深い関係があります。腸内環境の改善が数値の改善につながる可能性があります。
便秘・下痢・おなかの張りが続いている
過敏性腸症候群(IBS)などの腹部症状と腸内フローラの乱れには強い関連があります。原因を知ることが改善の第一歩です。
家族への健康投資として腸活に関心がある
自覚症状がなくても、腸内フローラを定期的にチェックすることが、将来の生活習慣病予防につながります。
疲れやすい・肌荒れ・免疫力の低下が気になる
腸は免疫機能の約7割を担っています。腸内環境の改善が全身の健康に好影響をもたらす可能性があります。
サプリや整腸剤を何を選べばよいかわからない
腸内フローラの検査結果をもとに、あなたの腸内環境に合ったプロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌など)を個別にご提案できます。
腸内フローラ検査について
お気軽にご相談ください
当クリニックの受付・担当医師にお声がけいただくか、
お電話でもお問い合わせいただけます。
最終更新日:2025年7月 | お茶の水駅前生活習慣病クリニック
