生活習慣病のあなたへ|「やる気」に頼らない!
環境を整えて無理なく健康習慣をつくる方法
今回の6つ目の記事では「モチベーションを過大評価せず、環境を重視する」についてお話します。
「健康のために甘いものを控えようと思っているのに、つい食べてしまう」
「今日こそ運動しようと思っていたのに、やる気が出なくて挫折してしまった」
生活習慣病の改善に向けて「意志を強く持とう」と頑張っても、なかなか続かないことに落ち込んでしまう方は少なくありません。
実は、習慣を続けるために最も重要なのは「強いやる気」ではなく、「行動しやすい環境(目に入る場所)をつくること」なのです。
1. 人は「やる気」ではなく「環境」で行動を決めている
2. 「良い習慣のきっかけ」を目立つ場所に置く
良い習慣を増やしたいときは、やる気を出すのではなく、良い行動のきっかけが視界に入るように環境をデザイン(再配置)してみましょう。
- 水分の摂取: 机の上やリビングのテーブルに、あらかじめ水を入れたボトルを置いておく。
- 運動・ストレッチ: 前日の夜のうちに、リビングの真ん中にヨガマットや運動靴を出しておく。
- 服薬や記録: 朝食を食べるテーブルや洗面所のすぐそばに、お薬や血圧計を配置しておく。
「やろう」と思い出さなくても、視界に入った瞬間に自然と体が動くような配置にするのがコツです。
3. 「悪い習慣のきっかけ」は視界から消す
逆に、やめたいと思っている悪習慣がある場合は、気合いで我慢しようとせず、そのきっかけを「見えない場所」へ遠ざけることが一番の近道です。
- 間食の防止: スナック菓子や甘いものは買い置きしないか、扉付きの棚の奥深く(見えない場所)にしまう。
- 夜ふかし・スマホ見すぎ防止: 寝室にスマホを持ち込まず、充電器を別の部屋に置く。
「見えない工夫」をするだけで、誘惑と戦う無駄なエネルギーを使わずに済みます。
おわりに
今回は、行動を変えるための「環境づくり」についてお話ししました。
- 人の行動は意志の強さよりも「周囲の環境(特に目に入るもの)」に大きく左右される。
- 良い習慣(水分補給・運動・服薬など)のきっかけは、目立つ場所に配置する。
- 悪い習慣(間食・スマホの見すぎなど)のきっかけは、見えない場所へ隠す・遠ざける。
意志の力やモチベーションは日によって波があるのが当然です。だからこそ、やる気が湧かない日でも自然と健康的な選択ができるような「お部屋や生活スペースの工夫」から始めてみませんか?
当院では、お一人おひとりのご自宅や職場での過ごし方に合わせた、無理のない環境づくりのアイデアも一緒に考えてまいります。生活習慣の改善でお悩みの方は、いつでもスタッフにご相談ください。
