生活習慣病のあなたへ|「いつ・どこで」を決めるだけ!
新しい習慣を無理なくスタートさせるコツ
今回の5つ目の記事では「新しい習慣を始める最善の方法」についてお話します。
「そろそろ運動を始めなきゃな」「もう少し野菜を食べようかな」
生活習慣病の改善に向けて、頭では「やろう」と思っていても、気づけば毎日が過ぎてしまい、なかなか行動に移せないことはありませんか?
実は、行動を起こせない原因は「やる気不足」ではなく、「いつ・どこで・何をするか」という具体的な計画が固定されていないことにあるのです。
1. 「いつ・どこで」を具体的に決めると行動できる
心理学の研究でも、「いつ・どこで・何をするか」をあらかじめ具体的に決めておく(実行意図をつくる)ことで、習慣の定着率が大幅に上がることがわかっています。
- 曖昧な目標: 「今週は野菜を多めに食べる」
- 具体的な計画: 「夕食のとき、最初に一口目の野菜を食べる」
「時間ができたらやろう」「思い出したらやろう」と思っていると、日々の忙しさに紛れて挫折しやすくなります。時間や場面をセットで予約しておくことで、迷わずスムーズに行動できるようになります。
2. 「すでにある習慣」にプラスする「習慣の積み上げ」
- 食事: 朝コーヒーを淹れたら、今日食べる野菜のメニューを1つ確認する
- 運動: 帰宅して仕事用の靴を脱いだら、すぐに運動服に着替える
- ケア: 夕食後に歯を磨いたら、1分間足のストレッチをする
「夜寝る前に歯を磨く」「コーヒーを淹れる」といった当たり前の行動(既存のきっかけ)にセットで組み込むことで、意思の力を使わずに自然と体が動くようになります。
さらに、「朝のケアのついでに血圧や体重を測って記録する」といった小さな習慣を乗せておくと、定期診察の際に医師や看護師へ日々の状態を伝える貴重な情報にもなります。
3. 最初は「ごく小さな行動」からでOK
新しい習慣を計画するとき、最初は「毎食、一口目に一口だけ野菜を食べる」「1分だけストレッチをする」といった、絶対に失敗しない小さな行動から始めるのが成功のコツです。
小さな「できた!」を積み重ねることが、自信となり大きな変化へつながっていきます。
おわりに
今回は、新しい行動をスムーズに始めるための「具体的な計画づくり」と「習慣の積み上げ」についてお話ししました。
- 「いつ・どこで・何をするか」を明確にセットしておく(実行意図)。
- 「毎日やっている既存の習慣」の直後に「新しい習慣」を乗せる(習慣の積み上げ)
- 最初のハードルは「一口だけ野菜を食べる」「1分間ストレッチをする」など限界まで小さく設定する。
「自分に合った食生活の工夫を知りたい」「日々の記録や運動の工夫について相談したい」という方は、ぜひ定期診察の際にお気軽にお声がけください。
当院では、お一人おひとりの生活リズムや検査数値に合わせた、無理のない習慣の組み立てを医師・看護師・管理栄養士・スタッフ一同でサポートいたします。
