生活習慣病のあなたへ④
無意識の「ついつい」に気づく!健康改善の第一歩「無意識の見える化」
今回の4つ目の記事では「人は正しく見ていない(無意識の行動への気づき)」についてお話します。
「気づいたらスナック菓子に手が伸びていた」
「無意識のうちに、いつも同じ姿勢でスマホを眺めて長時間過ごしてしまう」
生活習慣病の改善に取り組む中で、こうした“無意識の行動”にハッとしたことはありませんか?
実は、私たちの日常の行動の多くは、意識することなく自動的に行われています。良い習慣をつくるにも、悪習慣を断ち切るにも、まずは「自分が今、どんな行動をとっているのか」をはっきり自覚することがすべてのスタートになります。
1. 脳は「自動化」が得意だからこそ、気づきにくい
2. 自分の行動を「見える化」する習慣得点表
現状の行動を把握するために効果的なのが、日々の行動を書き出してみる「習慣得点表」の作成です。
朝起きてから夜寝るまでの行動をノートやスマホにメモし、それぞれが自分の健康目標にとって「良い(+)」「悪い(ー)」「どちらでもない(=)」かを判定してみます。
- 朝起きてコップ1杯の水を飲む(+)
- エレベーターではなく階段を使う(+)
- テレビを見ながら間食をする(ー)
- 夜遅くまでスマホを見る(ー)
ここでのポイントは、「自分を責めたり反省したりしないこと」です。「自分はこんな行動をしているんだな」と、客観的に自分の行動を観察・認識すること自体に大きな意味があります。
3. 「声に出して確認する」だけでも効果的
日常でも、「これからクッキーを1箱食べようとしている」「今からエスカレーターに乗る」といった行動を心の中で呟いたり声に出したりするだけで、ハッと立ち止まり、健康的な選択を選び直すきっかけが生まれます。
おわりに
今回は、行動変化の第一の法則である「はっきりさせる(自覚する)」についてお話ししました。
- 脳は日常の行動を「自動化」するため、無意識の悪習慣には自分では気づきにくい。
- 習慣得点表で日々の行動をメモし、自分の現状を客観的に「見える化」する。
- 「これから〜しようとしている」と声に出したり心で呟いたりするだけで、立ち止まるきっかけができる。
生活習慣を良くしようとするとき、いきなり大きな行動を起こす必要はありません。まずは「自分が日頃どんな選択をしているか」に気づき、現状を理解することから始めてみませんか?
当院では、患者さんがご自身の生活パターンに気づき、無理なく健康的な選択ができるよう、親身に寄り添いながらサポートいたします。日頃の生活リズムや食事・運動について「ちょっと気になるな」ということがあれば、いつでも看護師やスタッフにご相談くださいね。
お気軽にご相談ください。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
