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生活習慣病のあなたへ④
無意識の「ついつい」に気づく!健康改善の第一歩「無意識の見える化」

[2026.08.26]

今回の4つ目の記事では「人は正しく見ていない(無意識の行動への気づき)」についてお話します。

「気づいたらスナック菓子に手が伸びていた」

「無意識のうちに、いつも同じ姿勢でスマホを眺めて長時間過ごしてしまう」

生活習慣病の改善に取り組む中で、こうした“無意識の行動”にハッとしたことはありませんか?

実は、私たちの日常の行動の多くは、意識することなく自動的に行われています。良い習慣をつくるにも、悪習慣を断ち切るにも、まずは「自分が今、どんな行動をとっているのか」をはっきり自覚することがすべてのスタートになります。

1. 脳は「自動化」が得意だからこそ、気づきにくい

人間の脳は、よく繰り返す行動を無意識にこなせるように仕組み化(自動化)します。いちいち「右足を出して、次に左足を出して…」と考えずに歩けるのは脳のおかげですが、これが健康に良くない行動(間食、運動不足、姿勢の乱れなど)でも同じように定着してしまうのが厄介なところです。

無意識に行っている行動は、自分一人ではなかなか気づけません。そのため、まずは自分の現状を「正しく見る(自覚する)」工夫が必要です。

2. 自分の行動を「見える化」する習慣得点表

現状の行動を把握するために効果的なのが、日々の行動を書き出してみる「習慣得点表」の作成です。

朝起きてから夜寝るまでの行動をノートやスマホにメモし、それぞれが自分の健康目標にとって「良い(+)」「悪い(ー)」「どちらでもない(=)」かを判定してみます。

  • 朝起きてコップ1杯の水を飲む(+)
  • エレベーターではなく階段を使う(+)
  • テレビを見ながら間食をする(ー)
  • 夜遅くまでスマホを見る(ー)

ここでのポイントは、「自分を責めたり反省したりしないこと」です。「自分はこんな行動をしているんだな」と、客観的に自分の行動を観察・認識すること自体に大きな意味があります。

3. 「声に出して確認する」だけでも効果的

日本の鉄道の運転士さんが行っている「指差喚呼(指をさして『信号よし!』と声に出す確認動作)」をご存じでしょうか?
あの動作は、無意識になりがちな作業に意識を向けさせ、ミスを大幅に減らす効果があると言われています。

日常でも、「これからクッキーを1箱食べようとしている」「今からエスカレーターに乗る」といった行動を心の中で呟いたり声に出したりするだけで、ハッと立ち止まり、健康的な選択を選び直すきっかけが生まれます。

おわりに

今回は、行動変化の第一の法則である「はっきりさせる(自覚する)」についてお話ししました。

  • 脳は日常の行動を「自動化」するため、無意識の悪習慣には自分では気づきにくい。
  • 習慣得点表で日々の行動をメモし、自分の現状を客観的に「見える化」する。
  • 「これから〜しようとしている」と声に出したり心で呟いたりするだけで、立ち止まるきっかけができる。

生活習慣を良くしようとするとき、いきなり大きな行動を起こす必要はありません。まずは「自分が日頃どんな選択をしているか」に気づき、現状を理解することから始めてみませんか?

当院では、患者さんがご自身の生活パターンに気づき、無理なく健康的な選択ができるよう、親身に寄り添いながらサポートいたします。日頃の生活リズムや食事・運動について「ちょっと気になるな」ということがあれば、いつでも看護師やスタッフにご相談くださいね。

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それでは、次回のブログでお会いしましょう。

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