医師が解説!最近よく耳にする、MCI〈軽度認知症〉ってなんですか?
医師が解説!最近よく耳にする、MCI〈軽度認知症〉ってなんですか?
みなさん、こんにちは。お茶の水駅前生活習慣病クリニックで診療を行っている又吉です。
さて、最近、健康番組やニュースなどで「MCI」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか?
「もの忘れが増えたけれど、これって年齢のせい?」
「もしかして認知症の始まり…?」
そんな不安を抱えている方に向けて、今回はMCIとは何なのか、そしてなぜ生活習慣病クリニックでこのお話をするのかを分かりやすく解説します。
MCIとは、英語の Mild Cognitive Impairment の略で、医学的には「軽度認知障害」と呼ばれます。
一言でいうと、「健常な状態と認知症の中間に位置する段階(予備群)」のことです。
- 日常生活は自分で問題なく送れている
- 同年代の人に比べて、記憶力や判断力などの低下が少し見られる
このように、まだ「認知症」と診断されるほどではありませんが、脳の働きに少し変化が出始めているサインです。
「MCIや認知症は脳神経の病気では?」と思われるかもしれません。しかし、実は生活習慣病と脳の健康には切っても切れない深い関係があります。
循環器専門医の視点からお話しすると、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病放置は、全身の血管を傷つけ「動脈硬化」を引き起こします。脳の血管が詰まったり細くなったりすると、脳に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなり、認知機能の低下につながるのです。
また、アルツハイマー病の原因となる物質も、生活習慣病があると蓄積しやすくなることが分かっています。
つまり、「生活習慣病をしっかりコントロールすること」こそが、MCIや認知症の最大の予防策になります。
MCIの最も大切なポイントは、「まだ引き返せる可能性がある」ということです。
認知症が進行してしまうと元の状態に戻すことは困難ですが、MCIの段階で適切に対策をはじめれば、認知機能を維持したり、健常な状態へと回復させたりすることが十分に可能です。
運動習慣の改善、バランスの良い食事、そして高血圧や糖尿病などの適切な治療を早期に行うことが、将来の健康を守る鍵となります。
「自分や家族のリスクを前もって知りたい」という方のために、お茶の水駅前生活習慣病クリニックでは、株式会社MCBIの「MCIプラススクリーニング検査」を導入しています。
【MCIプラススクリーニング検査とは?】
少量の採血(血液検査)だけで行える、体に負担の少ない検査です。
アルツハイマー病の発症・進行には、脳に不要なタンパク質(アミロイドベータ)が溜まることが関係しています。この検査では、そのタンパク質を排除する働きを持つ血液中のタンパク質などを測定し、MCIのリスク(段階)を判定します。
【検査をおすすめしたい方】
自分のリスクを数値で客観的に知ることで、どのような予防に取り組めばよいのか具体的な目標が立てやすくなります。
【自費検査に関する記載事項(限定解除対応)】
・費用:23,000円(税込) ※公的医療保険が適用されない自由診療です。
・留意点:本検査はアルツハイマー病やMCIを確定診断するものではなく、現在のリスクの目安を評価するものです。
お気軽にご相談ください
「もの忘れが増えてきたけれど、病院に行くほどではないかも…」と一人で抱え込まず、まずはご自身の体と脳の状態を知ることから始めてみませんか?
お茶の水駅前生活習慣病クリニックでは、内科・循環器の専門的なアプローチとともに、患者さんお一人おひとりの健康な未来をサポートいたします。検査や生活習慣のご相談など、どうぞお気軽にご来院ください(^^)
お気軽にご相談ください。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
〈執筆者情報〉
内科・循環器内科 又吉 周 医師
診療日・時間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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| 8:00-12:00 14:00-18:00 | 8:00-12:00 14:00-18:00 | 8:00-12:00 14:00-19:00 | 8:00-12:00 14:00-18:00 | − | 8:00-13:00 | − |
2012年東京医科大学卒業。東京・千葉の総合病院にて循環器内科医とし勤務した後、医療法人社団縁風会のユアクリニックお茶の水にて勤務開始。2025年より同法人が新設したお茶の水駅前生活習慣病クリニックへ異動し、働き盛り世代の健康維持をサポートする医師として活躍。
日本内科学会内科認定医・内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本心血管インターベンション学会認定医、日本禁煙学会認定指導医
