ゴルフは健康に良いのか?
「ゴルフって運動になりますか?」
外来でよくいただく質問のひとつです。
結論から言うと、ゴルフは“無理なく続けられる良い運動”です。特に生活習慣病の予防・改善という観点では、とても優れた特徴があります。
ただし、「どのくらい体を動かしているのか」は意外と知られていません。
今回は、打ちっぱなしとコースラウンドでの消費カロリーの違い、さらにカート利用と歩行の差について、具体的に見ていきましょう。
打ちっぱなしの消費カロリーはどれくらい?
ゴルフの練習場、いわゆる“打ちっぱなし”ですが、これは見た目以上に全身運動です。
目安としては、
- 30分の練習:約100〜150kcal
- 60分の練習:約200〜300kcal
程度とされています。
スイング動作では、腕だけでなく体幹や下半身も使います。特にフォームを意識して丁寧に打つほど、筋肉の活動量は増えます。
ただし、休憩時間も多く、心拍数が大きく上がり続ける運動ではないため、有酸素運動としての効果はやや控えめです。
「軽い運動習慣としては良いが、脂肪燃焼目的なら少し物足りない」
というのが正直なところです。
ゴルフ場でのラウンドはどれくらい消費する?
では実際のコースラウンドはどうでしょうか。
18ホールを回る場合、プレー時間はおおよそ4〜5時間。ここでの運動量は、カートを使うかどうかで大きく変わります。
【カート利用の場合】
- 約800〜1200kcal
【歩いてラウンドする場合】
- 約1200〜1800kcal
その差は、およそ400〜600kcalにもなります。
歩いてラウンドする場合、総歩行距離は8〜10km程度になることもあり、しっかりとした有酸素運動になります。
一方、カート利用でも、
- クラブの持ち運び
- 傾斜のある地面の移動
- スイング動作
などがあるため、日常生活よりは明らかに運動量は増えます。
つまり、
「しっかり運動したいならできるだけ歩く」
という考え方がおすすめです。
ゴルフが健康に良い3つの理由
① 長時間の軽〜中等度運動
ゴルフは数時間にわたって体を動かすため、脂肪燃焼や血糖コントロールに良い影響があります。
② 継続しやすい
「楽しい」という要素があるため、運動が苦手な方でも習慣化しやすいのが大きなメリットです。
③ ストレス軽減効果
自然の中で体を動かすことは、自律神経を整え、メンタル面にも良い影響を与えます。
健康目的ならこう取り入れる
もし健康のためにゴルフを取り入れるなら、
- できる範囲で歩く距離を増やす
- 打ちっぱなしは30分以上を目安に
- ラウンド前後に軽いストレッチを行う
といった工夫がおすすめです。
また、高血圧や心疾患がある方は、夏場のラウンドや急な運動強度の変化に注意が必要です。
まとめ
ゴルフは、
- 打ちっぱなし:軽めの運動(約200〜300kcal/時間)
- ラウンド(カート):中等度の運動(約800〜1200kcal)
- ラウンド(歩行):しっかりした運動(約1200〜1800kcal)
と、スタイルによって運動量が大きく変わります。
「楽しみながら健康になれる」
これがゴルフの最大の魅力です。
無理なく続けられる運動として、ぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、私は昔よくゴルフをしていましたが、仕事や子育てでお休みをしている期間が長くなっています。
パターやアプローチなどの小技が確実に下手になっていることでしょう…
また落ち着いたら再開したいものですね。
患者さんとのゴルフトークも毎回楽しくしております笑
これからの季節はラウンドに最高ですので、是非上手な方でもカートに乗る頻度を減らし自然の中でたくさん歩きましょう!
お気軽にご相談ください。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
〈執筆者情報〉
内科・神経内科 渡邊 由衣 医師
診療日・時間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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| 09:00-13:30 14:30-17:00 | 8-12 13-17 | − | ||||
2019年北里大学卒業。東京医科歯科大学病院(現:東京科学大学病院)や二次急性期病院にて勤務しつつ、2021年より医療法人社団縁風会のユアクリニックお茶の水・ユアクリニック秋葉原にて勤務開始。2025年より同法人が新設したお茶の水駅前生活習慣病クリニックへ異動し、多忙な患者の生活に寄り添いながら健康を支える医師として活躍。
日本内科学会認定内科専門医、日本神経学会 神経内科専門医
