CPAPの装着でお悩みの方へ|体重管理から目指す睡眠時無呼吸の負担軽減
CPAP使用中の方へ|減量で目指す睡眠時無呼吸の改善とメディカルサポート
こんにちは!お茶の水駅前生活習慣病クリニックのまたよしです(^^)
医学データが示す「減量」と「無呼吸改善」の関係
肥満による気道の圧迫は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の大きな要因の一つです。臨床研究においても、適正体重を目指して減量を行うことが無呼吸の症状軽減につながることが報告されています。
- ウィスコンシン睡眠コホート研究(JAMA, 2000年):
4年間の追跡調査で、体重が10%減少すると無呼吸低呼吸指数(AHI)が約26%改善する傾向が示されました。 - フィンランド生活習慣介入研究(AJRCCM, 2009年):
積極的な減量プログラム(平均約10kg減量)を行ったグループでは、軽症SAS患者の多くで症状の改善が認められました。
当院のメディカルサポート減量プログラム(自由診療)
食事制限や運動などの自己流ダイエットだけでは継続が難しい方へ向けて、当院では医師・管理栄養士による医療サポートプログラムを実施しています。
医療のサポートのもとで首回りの脂肪や内臓脂肪の減量に取り組み、気道の圧迫を軽減させることで、将来的なCPAPの装着負担軽減や治療計画の見直しを目指す総合的なケアを行います。
治療・ケアの概要と費用の目安
| 項目 | CPAP療法(保険診療・3割負担) | メディカルサポート減量(自由診療) |
|---|---|---|
| 費用の目安(税込) | 約4,500円〜5,000円 / 月 (再診料・機器レンタル料含む) |
月額 約9,800円〜44,000円 前後 (※使用する治療内容・薬剤による) |
| アプローチと目的 | 睡眠中のエア送気により気道を確保し、無呼吸・低酸素状態を防ぐ | 体重・体脂肪(首回り・内臓脂肪)を減らし、気道閉塞要因の軽減を目指す |
| 主な治療手段の例 | CPAP装置(医療機器)の使用・定期的診察 | 医師・管理栄養士による食事・生活指導、必要に応じた適応外処方薬剤の併用 |
【メディカルサポート減量プログラム(自由診療)に関する注意事項】
- 本治療は公的医療保険が適用されない自由診療(全額自己負担)です。
- 未承認医薬品等に関する明示:
・当プログラムで補助的に使用する場合がある薬剤(GLP-1受容体作動薬等:リベルサス、ゼップバウンド等)は、国内で2型糖尿病治療薬等として承認されていますが、当院での自費減量・無呼吸改善目的での処方は目的外(適応外)使用となります。ウゴービは肥満症治療薬として国内承認されていますが、当院の自費枠での処方は保険適用外です。
・入手経路:当院で使用する各薬剤は、国内の正規医薬品卸業者より入手しております。
・国内の同等承認薬の有無:肥満症の適応として「ウゴービ」が国内承認されていますが、保険適用には一定の臨床基準(BMIや肥満関連健康障害の要件)を満たす必要があります。
・諸外国における安全性情報:米国FDA等で糖尿病や肥満症治療薬として承認されていますが、急性膵炎や胆のう疾患、消化器症状などの重大なリスク・副作用が報告されています。 - 主なリスク・副作用:吐き気、嘔吐、下痢、便秘、胃部不快感、食欲不振、低血糖、倦怠感などが生じる場合があります。症状が見られる場合は速やかに医師にご相談ください。
- 効果と注意点:効果や体重変化、無呼吸指数の改善度合いには個人差があり、必ずしもCPAP療法の離脱や終了を保証するものではありません。医師の診察のもと、安全に配慮して治療方針を決定します。
減量は睡眠時無呼吸症候群の改善だけでなく、高血圧や脂質異常症、動脈硬化といった循環器疾患のリスクを軽減するための有効な手段です。「CPAPだけに頼らず、根本から健康管理に取り組みたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください(^^)/
まずはご相談から、いつでもお待ちしております。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。
〈執筆者情報〉
内科・循環器内科 又吉 周 医師
診療日・時間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:00-12:00 14:00-18:00 | 8:00-12:00 14:00-18:00 | 8:00-12:00 14:00-19:00 | 8:00-12:00 14:00-18:00 | − | 8:00-13:00 | − |
2012年東京医科大学卒業。東京・千葉の総合病院にて循環器内科医とし勤務した後、医療法人社団縁風会のユアクリニックお茶の水にて勤務開始。2025年より同法人が新設したお茶の水駅前生活習慣病クリニックへ異動し、働き盛り世代の健康維持をサポートする医師として活躍。
日本内科学会内科認定医・内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本心血管インターベンション学会認定医、日本禁煙学会認定指導医
