ゾンビタバコには絶対に手を出すな!危険性を医師が解説!
こんにちわ(^^)
お茶の水駅前生活習慣病クリニックの内科/循環器内科専門医、禁煙認定指導者のまたよしです
本日は「タバコ」つながりで・・・最近話題の「ゾンビタバコ」についてまとめてみました。
🧟♂️ ゾンビタバコとは何か?その正体と症状
「ゾンビタバコ」という恐ろしい名前のドラッグが、特に若者の間で広がり、大きな問題になっています。一見、普通の電子タバコのリキッドにしか見えないのが、このドラッグの最も危険な点です。
🚨 その正体は「指定薬物」
このリキッドに含まれている主な成分は、「エトミデート」という物質です。
- 本来の用途:
- エトミデートは、海外では麻酔などに使われる鎮静剤です。日本では医療用としても承認されていません。
- 危険ドラッグ化:
- この成分を電子タバコのリキッドに混ぜ、違法に吸引する行為が横行しています。
🤯 なぜ「ゾンビ」と呼ばれるのか?症状に由来
このドラッグを使用すると、以下のような深刻な症状が現れることから、「ゾンビタバコ」と呼ばれています。
- 意識障害・精神錯乱:
- 意識がぼんやりしたり、混乱したり、幻覚のような症状が現れる。
- 運動機能の障害:
- 手足のけいれんやふるえ、ふらふらと泥酔したような状態になり、自分の体をコントロールできなくなる。
- 呼吸困難:
- 呼吸を抑制する作用があるため、命に関わる深刻な状態に陥る危険性があります。
中国のSNSなどで、使用者が街中をふらふらと徘徊する様子が公開され、その異常な状態から「ゾンビ」という名前が定着してしまいました。
⚖️ 「知らなかった」では済まされない!厳しい法規制
この危険な薬物の広がりを受け、国は迅速な対応を取りました。
🚫 エトミデートは「指定薬物」です
厚生労働省は、2025年5月16日にエトミデートを「指定薬物」に追加し、規制を強化しました。
指定薬物になると、以下の行為が原則禁止されます。
- 製造
- 輸入
- 販売
- 所持
- 使用
🔒 違反には重い罰則が
「電子タバコだから大丈夫」「新しいリラックス方法だと思った」という言い訳は一切通用しません。指定薬物を所持・使用した場合は、重い罰則が課されます。
🗣️ 若者を狙う手口と見分け方
「ゾンビタバコ」は、その危険性を隠してSNSなどで若者に販売されています。
- 欺瞞的な名称:
- 「笑気麻酔」「リラックスリキッド」など、無害であるかのように装う名称で宣伝されています。
- 外見のカモフラージュ:
- 見た目は一般的な電子タバコのリキッドや本体と変わらず、違法性を見抜きにくいようにされています。
⚠️ あなた自身や大切な人を守るために
- 知らない人からの誘いは絶対に断る:
- SNSなどで見知らぬ人から「キマる」といった誘い文句で渡された電子タバコやリキッドは、絶対に受け取らないでださい。
- 「違法ではない」という情報はすべて嘘:
- 怪しげなリキッドを「合法ハーブ」「脱法ドラッグ」などと称して販売する業者の言葉を信じてはいけません。エトミデートは明確な指定薬物です。
- 少しでも異変を感じたら専門機関へ:
- もし自分や友人が使用してしまった場合は、すぐに医療機関や専門の相談窓口に連絡してください。
💡 まとめ:一番の対策は「手を出さないこと」
「ゾンビタバコ」は、あなたの健康、人生、そして社会に深刻な影響を与える極めて危険なドラッグです。
一時の好奇心や誘惑で、あなたの未来を壊さないでください。 危険な情報に惑わされず、正しい知識を持って自分自身を守りましょう。
当院では、チャンピックス/ニコチンパッチを用いた禁煙外来を積極的におこなっております。禁煙を希望される患者様、一緒に頑張りましょう(^^)!
〈執筆者情報〉
内科・循環器内科 又吉 周 医師
2012年東京医科大学卒業。東京・千葉の総合病院にて循環器内科医とし勤務した後、医療法人社団縁風会のユアクリニックお茶の水にて勤務開始。2025年より同法人が新設したお茶の水駅前生活習慣病クリニックへ異動し、働き盛り世代の健康維持をサポートする医師として活躍。
日本内科学会内科認定医・内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本心血管インターベンション学会認定医、日本禁煙学会認定指導医
