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心臓超音波(エコー)って何がわかるの?~あなたの心臓の「健康診断書」~

[2025.06.24]

心臓超音波(エコー)って何がわかるの?~あなたの心臓の「健康診断書」~(國廣 崇 医師 第3回)

こんにちは。お茶の水駅前生活習慣病クリニックの循環器内科医 國廣(くにひろ)です。私は、心臓専門医として20年以上、多くの患者さんの心臓の健康と向き合ってまいりました。

第3回は、心臓超音波(エコー)検査で何がわかるのか、という疑問にお答えします。

 

心臓超音波(エコー)検査でわかること

心臓超音波(エコー)検査では、心臓の構造、機能、血液の流れなどを詳しく確認することができます。具体的には、心臓の筋肉(心筋)の収縮や拡張の状態、心臓の大きさ、心筋の壁の厚さ、心臓の弁の状態、そして血液の流れに異常がないかを評価します。これらの情報から、心臓の病気や異常の診断、治療効果の判定、そして精密検査が必要かどうかの判断を行います。

心臓の構造

心臓の大きさや心筋の壁の厚さなどを確認できます。心臓には4つの部屋があり、特に血液を全身に送り出す部屋の大きさと心筋の壁の厚さを計測することで、心臓に負担がかかっていないかを判断します。

心臓の機能

心臓は拡張と収縮を繰り返すことで、全身に血液を送るポンプの働きをしています。このポンプ機能が正常に保たれているかどうかが重要です。

血液の流れ

心臓の中を流れる血液は、正常であれば流れる方向は常に一定で、スピードも一定の範囲に収まり、逆流することはありません。

これらの情報から、心臓に病気がないかを診断します。

心肥大、心機能低下、心臓弁膜症、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心筋症、先天性心疾患などの診断が可能です。

 

高血圧の薬の治療効果の判定にも役立つ

また、高血圧で降圧薬を服用している場合、心臓への負担が軽減できているかといった治療効果の判定にも心臓超音波(エコー)検査は有用です。


〈執筆者情報〉

内科・循環器内科 國廣 崇 院長

1993年昭和大学卒業。東京都済生会中央病院にて循環器内科医として勤務のほか、アメリカ合衆国ミネソタ州ロチェスターのMayo Clinic Vascular Labにて動脈硬化の研究に携わる。帰国後は終末期医療や緩和医療、救命救急なども経験し、2015年よりユアクリニックお茶の水(2018年より医療法人社団縁風会として法人化)にて勤務開始。2019年には院長に就任し、2025年より同法人が新設したお茶の水駅前生活習慣病クリニックへ異動し、患者さんの思いを大切にしながら、健康創りに貢献する医師として活躍。

日本内科学会認定内科認定医、日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会認定循環器専門医

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