プロテイン③摂取量
みなさまこんにちわ^_^
お茶の水駅前生活習慣病クリニックの内科/循環器内科専門医、またよしです。
前回からの続きになります。
プロテインの1日あたりの摂取量
プロテインの意義や種類が分かったところで、1日の摂取量をあらためて確認しましょう。というのも、成人男性と成人女性が1日に摂るべきタンパク質の量は、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で推奨量が定められています。
活動が少ない人(デスクワーク中心など)
体重1kgあたり、1.3g程度
活動量が多く、筋トレもする人
体重1kgあたり1.5g~2.0g程度
運動で傷ついた筋肉の修復や、筋肉を増やすためには、より多くのタンパク質が必要です。
トレーニング直後の30分~1時間以内に、速やかに吸収されるホエイプロテインなどを活用すると、より効果的です。
高齢者(65歳以上)
高齢になると、食事量が減ったり、消化吸収能力が落ちたりしてタンパク質が不足しがちです。これにより、筋肉量が減少しやすい(サルコペニア)ため、若い世代と同等か、それ以上のタンパク質摂取が推奨されます。
1日あたり体重1kgあたり1.0g以上
効率的な摂取のために
さいごに、効率的な摂取のポイントは、「一度に大量に摂らない」「多様な食品から摂る」「栄養補助作品も活用する」です。
※御茶ノ水駅前生活習慣病クリニックでは、アプリを活用しおひとりおひとりにあった運動メニューなども提案しております。ご興味がありましたら、いつでもお待ちしております(^^)。
〈執筆者情報〉
内科・循環器内科 又吉 周 医師
2012年東京医科大学卒業。東京・千葉の総合病院にて循環器内科医とし勤務した後、医療法人社団縁風会のユアクリニックお茶の水にて勤務開始。2025年より同法人が新設したお茶の水駅前生活習慣病クリニックへ異動し、働き盛り世代の健康維持をサポートする医師として活躍。
日本内科学会内科認定医・内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本心血管インターベンション学会認定医、日本禁煙学会認定指導医
